どんな施工会社が安心なの?
家をつくるなら「信頼できるところに任せたい」と思うのは当たり前のことだと思います。
私は施工管理という立場として、現場の全てを任される仕事を長くやってきましたので、
友人から「建売住宅を見に行くんやけど、どこに注意して見たらいいか教えてくれ」なんて
ことをよく聞かれます。そういう時は内心、「そんなの見に行かないで、ABC建築工房で家
を建ててよ!」と思うのですが、友人のために自分の経験が役に立つのであればと、アドバイスをさせてもらっています。
とは言っても、素人の方が見に行くのですから、難しいことは判断のしようがないと思います。そこで、いつも下記のようなことだけに注意するように話をさせてもらっています。
1.建築中なら、建物の中もちろん、建物の外廻りが綺麗に掃除されているか
どうかを見てください。(煙草の吸殻などが、散らばっていないかどうか注意してください)
2.現場に職人さんがいれば、「こんにちは」って声を掛けてみて、
気持ち良い返事が返ってくるかどうか確かめてください。
3.もう建物が出来上がっているなら、天井や床下の点検口から覗いてみて、
天井裏や床下が綺麗に掃除されているかどうか確認してください。
4.キッチンカウンターや出窓カウンターの裏側(下の部分)、トイレやクローゼット
の内側(隅の部分)などで、覗き込まないと見えないようなところを1〜2箇所で
いいから見てください。
これくらいの事なら、素人の方でも確認するのは難しくないと思います。そしてこれだけでも、
その施工会社の姿勢は結構わかるものです。整理・整頓・掃除という当たり前のことが
できていない現場で、良い建物はまずできないでしょう。また、そこで働く職人さんを見れば、
その職人さんを束ねている会社の姿勢がわかります。床下や天井裏を見たいと願い出た時に、
それを見せたがらないようでは信用出来ません。現場の仕事というのは、眼につきにくい箇所
ほど、丁寧にする必要があるのです。
私はかつて、「現場を管理するなら、1ミリの違いも許さない仕事をしろ」と教えられました。
その意味は「そうしてはじめて、違いがあっても、1ミリ以下になる」ということです。
建築の世界では、どんな現場においても、必ず「許容範囲」というものが存在します。
しかし、「1ミリの違いも許さない仕事」にこだわりたいと私は思っています。それは、
その姿勢こそが、良い建物をつくるための第一条件になると考えているからです。
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