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ご存知ですか?子育てと間取りの関係性
近年、子どもが幼いうちから学びの機会を与える「幼児教育」がとても注目されています。
よりよい幼児教育を叶えるためには、子どもを取り巻く環境もとても大切になるもの。今回は、子どもの脳を育てる住まいの間取りについて紐解いていきましょう。
【目次】
1 子どもの能力は幼少期に決まるって本当?
2 “子どもの好奇心を育む家”に求められるカタチ
3 “寝る子は育つ”を叶える子ども部屋の作り方
子どもの能力は幼少期に決まるって本当?
「三つ子の魂百まで」ということわざがあります。これは「幼い頃の性格は年をとっても変わらない」という意味を持つことわざですが、幼児教育にも通ずる部分が。
どうやら幼い頃に学んだことや経験したことは、その子どもの能力に大きな影響を及ぼすことが分かったのです。
実際、脳は産まれてから6歳頃までの間に、その90%ができあがるといわれています。子どもの能力は幼少期に決まるともいっても過言ではなさそうですね。
さらに脳科学研究によると、“子どもの能力を育む子育て”と“子どもが過ごす家の間取り”には密接な関係が。以降は具体的な間取りやインテリアを例に挙げながら、子育てへの影響を解説していきます。
“子どもの好奇心を育む家”に求められるカタチ
以前にブログで「玄関にシューズクローゼットを置くと、子どもの将来の年収アップにつながる」という話を紹介しました。(詳しくはこちら)
子どもに「自分の物は自分でしまう」という学びの場を与えることは、主体性を育むために重要です。玄関同様、リビングにも子どもが出し入れしやすい収納スペースを設け、“お片付け育”ができる環境を用意してあげましょう。
また、子どもの頃から好奇心旺盛な人は、歳を取っても脳の老化スピードが遅くなりやすいといわれています。
好奇心を育むのに役立つのが図鑑です。虫に植物、恐竜などさまざまな情報が詰まっている図鑑は子どもの好奇心を掻き立てます。
そこでおすすめなのが、リビングの本棚に家中の本を集め、その中に図鑑を含めること。いつでも目に触れる場所に図鑑があることで、「分からないことを自分で調べる」習慣がつきます。
加えて、リビングに面したところに中庭やウッドデッキなどアウトドアリビングがあれば、さらなる学びのチャンスが。
外と繋がる空間では、図鑑で見たもの(植物や虫など)を実際に見て・触れるチャンスが生まれるため、住まいの環境下で子どもの世界がどんどん広がっていくのです。
“寝る子は育つ”を叶える子ども部屋の作り方
ぐっすり眠ることも子どもの成長を促します。よい眠りを得るためのポイントとして、まず夜は暗い部屋で早寝をすること。
成長ホルモンは寝ている間に分泌されます。あえて暗い部屋と示したのは、テレビやスマホなどが発する人工的な光が、睡眠を促すホルモン「メラトニン」の分泌を妨げるといわれているためです。
朝は早起きして朝日をしっかり浴びること。朝日は体内時計をリセットしてくれるほか、集中力を高めるホルモン「セロトニン」の分泌を活性化させます。
寝不足は脳機能や身体機能、意欲、集中力の低下を招くともいわれるため、百害あって一利なし。子どもの睡眠環境を整えることは、幼児教育の第一歩ともいえそうですね。
ABC建築工房では、子どもをはじめ家族全員の睡眠の質向上を図るべく、採光の取り入れ方も考慮した間取り検討を行っています。
ABC建築工房が考える“家族みんなが暮らしやすい家”
当社はこれまで、幼児教室「ガウディア」の運営や脳科学と子育ての関係性に関する研究を通じて、“よりよい子育てができる家づくり”を常に考えてきました。
幼児教育を始めるなら、まずは住まい環境の見直しから始めてみてはいかがでしょうか。いま賃貸物件にお住まいなら、子育てに適した環境が整った新築や注文住宅のご購入を検討してみるのもよいかもしれません。
理想の住まいを考えるとき、家事導線や収納を意識して間取りを考える方は多いです。しかし、それは大人にとって使いやすく、都合のよい間取り。
子どもの立場になって間取りを考えると、住まいのカタチは大きく変わってきます。
たとえば、子どもが3人いるなら、3人それぞれに個室を作ればよいというわけではありません。ゆくゆく子どもたちが独立して家を出ていったあと、その個室を夫婦ふたりでどう再利用できるか…そこまで考えられた住まいこそ、家族にとって居心地のよい空間となるのではないでしょうか。
ABC建築工房では、そんな“家族みんなが過ごしやすい家”を目指し、お客さまの注文住宅づくりをサポートしています。
「子育て×脳科学の家づくり」の関係性にご興味があれば、いつでもお気軽にABC建築工房の個別相談のご予約を。子どもの成長をサポートできる住まいづくりを、当社が全力でサポートいたします。
家づくりのご相談はコチラよりお気軽にどうぞ。